横向36cm
やちむんシーサー発祥の地・壺屋。
壺屋焼といえば、シーサー。やちむんといえば、シーサー!
シーサーの日に、ベテランの職人たちにより作られた限定シーサーです。


力強く、堂々とした佇まいの獅子。
目と歯には白土を用い、ボディや毛並みには赤土を使用しています。
あえて筆で釉薬をのせることで、流れや厚みが生まれ、表情に奥行きを与えています。
本作は、かつて米軍の方から特注いただいたシーサーの要素を用いて製作したものです。
1950年代、壺屋焼は米軍関係者からのお土産需要に支えられ、
基地向けのシーサーも多く生産されていた時代がありました。
その歴史の流れを思い起こさせる、力強い一対です。
[サイズ]高さ36cm×幅25cm×奥行17cm.
[素材] 陶器
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【シーサーの歴史】
シーサーの起源は古代オリエント。エジプト・メソポタミア文明において聖なるものや王位・権威の象徴、魔除けとして、ライオンの像を用いたことが源流とされています。
代表的なものには、ライオンがモチーフの守護神、スフィンクスの石像。王の墓であるピラミッドを守るその姿は、シーサーの父とも言える存在です。
ライオン像を守護獣とする流れは、シルクロードを渡って中国に渡り、唐獅子となります。中国国内では実物を見る機会が無かったライオンの姿形を、口伝により表現したことで唐獅子の独特のフォルムが生まれたそうです。
その唐獅子が沖縄に伝わり、現在のシーサーとなりました。シーサーという名称も、中国でライオンを意味する獅子(サンスクリット語を音訳したもので、中国でも外来語)からシーシ、シーサーと沖縄風に発音されるようになっていったと言われています。
同じように、日本本土にも獅子が伝来しますが、中国から直接伝来したものは唐獅子、朝鮮半島からの流れで伝来したものは狛犬と呼ばれました。伝来したルートにより、呼び名が変わったようです。
【製作者】
鯉沼 則之(こいぬま のりゆき)
壺屋窯元 育陶園 獅子職人
育陶園にてシーサー制作を行う職人。
あらゆるものへの好奇心をもとに、生命感あふれる表情や造形を追求している。
やちむんの伝統技法を大切にしながら、心身をととのえ、精神を整えることを制作の軸とし、一体一体と丁寧に向き合う。
静かな集中の中から生まれるシーサーは、力強さとやさしさをあわせ持ち、暮らしの中で自然と寄り添う存在となっている。
また、自身の活動としてキャンドル制作や精油の調合も手がけ、香りや灯りといった感覚を通して、ものづくりの幅を広げている。