壺屋の景色を未来へ繋げる


わたしたち育陶園は、先祖代々300年以上壺屋の地で、壺屋焼を営んできた窯元の一つです。
現陶主は六代目「高江洲忠」で、線彫技法を中心とした器や、五代目で、現代の名工でもあった「高江洲育男」の獅子の型を受け継いだ獅子づくりを得意としています。現在は約20名の職人達とともにチームとして連携しながら、沖縄の土・手作りの釉薬にこだわり、一つ一つ焼物を生み出しています。

壺屋窯元育陶園

職人の手仕事の姿、手仕事から生み出されたやちむん(焼物)、路地裏に佇む工房、石垣に這う蔦、赤瓦の家、拝所やガジュマル、赤木に福木。壺屋の景色の一部として、これからもここにあり続けるために「その時代に必要とされるモノづくり」をしながら、壺屋の景色をつくりつづけます。

壺屋窯元育陶園

育陶園が大切にしていること

それは、いつも開かれた明るさです。
「ものづくりが好き」という想いで集まったメンバーは、いつの間にか「壺屋が好き」「育陶園が好き」という想いで、より深く繋がっていきます。
私たちは常に真剣で、楽しく、常に熱くモノづくりに取り組みます。
工房には自然と人がやってきます。
地元の人、観光の人、同じものづくりの仲間、同じ志をもつ仲間、「バカ者、よそ者、若者」が集まり、繋がるときに、新たなものが生まれ、それが時代に受け入れられたとき、私たちのモノづくりは続いていきます。
そんな私たちの生み出す陶器から、人の手のぬくもり、人と人との繋がりが生む、心のあたたかさ、明るさを、伝えていけたらと思うのです。

壺屋窯元育陶園

私たちのものづくり

素材


沖縄の土 手作りの釉薬
※1 今後の土の発掘状況によってやむを得ず、他の土地の土を使うこともあります。
※2 沖縄本島でとれる「本部石灰」といわれる石灰岩と、具志頭(長石)を合わせて、水で攪拌したもの。
これらを使用することで、より壺屋焼らしさ、育陶園らしさを表現することができます。

作り方


主にロクロによる手引きの器づくり
自分たちで作った"型"を用い押し型によるシーサーづくり


ガス窯
※3 壺屋では1970年代以降、登窯は炎害とされ使用中止となり、現在はガス窯・灯油窯(一部電気窯)での焼成となっている。現在では新規に窯を導入す場合はガス窯のみ。

体制


「個」ではなく「チーム」として 県内最大の工房です
※4 一人の技術として終わらせるのではなく、次の世代へ継承する為にこの仕組みに。
またこれにより、ある程度の量産も可能な為、100単位の記念品・飲食等も対応可能です。
30年以上の技術力の高い職人もいる為、大物のオブジェや、手洗い鉢、100cmのシーサーの製作も可能です。
会社組織となっており、受注発注のスケジュール管理・やりとり等も、担当のスタッフをつけ、スムーズな対応を目指しています。

目標


量より質を。価値を高め、限りある資源で作られる壺屋焼を、作り手も売り手も使い手も、双方納得のいく「形と価格」を目指して。

人の手で作られている為、原価のほとんどは"人件費"です。
この仕事を続けてもらうためにも、職人たちの雇用環境を少しでも良くしたいと思っています。けれど"日常の器"である以上、少しでも買いやすい価格に抑えたい気持ちもあります。いつもその狭間で悩みます。
なので、"買いやすい商品""ちょっと特別な商品""すごく特別な商品(作品)"と段階を分け作りたいと思っています。一つ一つ取り組む姿勢と気持ちは同じですが、時間をかけて良い商品には、よりこだわりと、高い技術力を活かして"特別な逸品"を作ります。



育陶園のもの作り


育陶園のあゆみ

高江洲家は先祖代々壺屋に土地を賜り、「壺屋焼」を作ってきました。
家系図が焼失してないのですが、口伝では現当主「高江洲忠」で六代目です。戦前は一時満州に移り住み、壺屋の地を離れていましたが、戦後無事に帰還し五代目で"現代の名工"となった「高江洲育男」が「高江洲製陶所」を設立。その後1988年に壺屋やちむん通りに店舗を構えた際に「育陶園」となりました。
「人も陶器も、ここで育ってより大きくなって欲しい」そんな想いの込められた名前だそうです。

育陶園のあゆみ
五代目育男は、自身が満州でよそ者として来た身でありながら、そこの土地の人たちにあたたかく受け入れてもらった事を忘れず、壺屋に戻り工房を設立した際には、県外の職人をはじめて受け入れた工房だそうです。1970年代に登窯が使用できなくなった時にも、いち早く考え方を切替、「灯油窯・ガス窯」を導入したとも聞いています。
人を受け入れ、風習に囚われない考え方は、ここから来ているのかもしれません。

育陶園のあゆみ

2006年に法人化し正式名称は「有限会社 育陶園」へ。

そこからこれまでの"どんぶり勘定"からの脱却を目指し税理士を入れ、小さなモノづくりの工房が「経営」をすることになりました。 これまでメインだった「卸」から「小売」を中心とした売上づくりの体制へと切替え、これまでは業者さんメインで対応していた店舗を小売中心店舗として「育陶園本店」としてリニューアル。そして2004年に「陶芸体験工房設立」し体験事業を確立。

その後2009年「guma guwa」・2011年「kamany」・2020年「Etha」・2023年「nan*ne」とこれまでにない新しい壺屋焼を表現するためのブランドと実店舗を設立オープンし、現在壺屋やちむん通りとその裏通りに、製造工房・体験工房・ブランド3店舗を構え、それぞれ「製造部門」「店頭販売部門」「体験部門」「外販サポート部門」の組織体制の中、総勢約30名、県内で最大規模の工房として現在に至ります。
壺屋という土地に根ざし、変化する環境に対応しながらも、「壺屋焼らしさ」「育陶園らしさ」を軸に、新しい壺屋焼の表現に挑戦し続けます。
そして2020年7月、六代目陶主・代表取締であった高江洲忠から、娘の新垣(旧姓:高江洲)若菜へと代表を交代。これによって本格的に世代交代が行われ、長女の若菜・長男の尚平・次男の光の三人で力を合わせながら、新しい育陶園を作り出し続けています。

壺屋窯元育陶園

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やちむんと育陶園

私たちのつくる獅子や器は、素材から全て職人による完全手づくりの為、一つ一つの表情が違うことが特徴です。
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