芦雪仔犬は、育陶園7代目の高江洲尚平を中心とした「真空土練鬼」という育陶園のサークル的活動から生まれました。
真空土練鬼は、これまでアニメのフィギュアやオリジナルの置物などを作り主にワンフェスという1日だけ開催されるイベントで発表・販売をしてきました。
その活動で鍛えあげた造形力の中から生み出された、かわいくて思わず手に取りたくなる、芦雪の仔犬のオブジェです。
かわいい仔犬と髑髏の組み合わせと、仔犬一匹のタイプがございます。
どちらも、長澤芦雪氏の画に登場する仔犬です。
白貫入の仔犬の目を入れる作業は表情をつくる大切な部分のため、
とても集中する作業だと職人さんが言っておりました。
仔犬の口のほほえみもなんともかわいい。
犬と髑髏の愛らしいオブジェです。
白貫入と、燻カラーは、どちらもひとつひとつ手作りのため、
釉薬や貫入の表現がさまざまですので味わいとしてお楽しみください。
【芦雪の犬と髑髏】
江戸中期の円山派の画家
長沢芦雪【ながさわろせつ】の
“犬と髑髏”を
陶器の小さなオブジェで再現
手の平にちょんとのせられる
かわいい仕様に
乳白貫入
燻
【芦雪仔犬】
江戸中期の画家・長澤芦雪の「白象黒牛図屏風」に登場する仔犬。
屏風全体に描かれた白象と黒牛。その黒牛の前にちょこりと座る仔犬。小さくかわいいサイズ感は、背後にいる象と牛の巨大さを強調させています。
そして、毛色や毛並みは違えど、脱力した座り方はまるで育陶園の看板犬・ゴン様のような存在感。
乳白貫入
燻
裏には、「シンクウドレンキ」の刻印入り。
「芦雪犬と髑髏」、「芦雪仔犬」ともに一つ一つ手作りのため商品によって、貫入の入り方、燻の風合い、刻印などの表情が、画像と異なる場合もございます、
味わいとしてお楽しみください。
こちらの商品は、奇々怪々展にて製作されたシリーズです。
「奇々怪々展について」
育陶園は、先祖代々この壺屋の地で壺屋焼をつくってきました。
元々は荒焼の酒甕や水甕などを主に作ってきましたが、
時代と共に作るものを変化させていき、
現在は主に、日常の器やシーサーを作っています。
いつもは生活に繋がるものや、伝統のシーサーというのが
モノ作りの主軸ですが、
7代目・高江洲尚平の代に移り変わる中で、
もっと自由な土の解釈をしていくことで
これまで器などにも興味のない人たちに
知ってもらう きっかけ、興味を持ってもらうきっかけを
作っていきたいという想いから
「真空土練鬼(シンクウドレンキ)」という育陶園のサークル的存在を立ち上げ
アニメのフィギュアやオリジナルの置物などを作り
主にワンフェスという1日だけ開催されるイベントで
発表・販売をしてきました。
奇々怪々展は、その活動で鍛えあげた造形力を
獅子や架空の妖怪、精霊たちを置物(オブジェ)として表現し、
この壺屋の地で時折楽しんで頂くための企画です。
ちなみに、沖縄では身近なこの目には見えない存在が
どこか近くに感じられて、私たち自身見たことはなくても
無意識にその存在を受け入れながら過ごしています。
とは言え、壺屋でも年々石垣や古民家が取り壊され、
新しくどこの街ともわからない景色が広がり、
その存在も忘れ去られてしまうような昨今。
そんなさみしさを感じながら、忘れたくはないという想いで
この企画を通して、一つの「壺屋の景色」を繋いでいるのかも
しれません。
[バリエーション、サイズ] 乳白貫入、燻
【蘆雪の犬と髑髏】
犬
横約5.5cm× 高さ約5.5cm× 奥行約5.5cm重量約90g
髑髏
横約3.5cm× 高さ約3.5cm× 奥行約4cm重量約50g
【蘆雪仔犬】
横約6cm× 高さ約5.5cm× 奥行約4.5cm 重量約90g
[素 材] 陶器
[素材]陶器
[取り扱いについて]
陶器(やちむんと)の付き合い方はこちら
[ご購入前にご理解頂きたいこと]
必ずご確認ください
※陶器(やちむん)はすべて手作りの釉薬、人の手で仕上げているため下記のような風合いが出る商品もあります。ご理解の上ご購入ください。
詳しくは
ご購入前にご理解頂きたいことをご確認ください。
*陶器(やちむん)の使用上のご注意*
◇電子レンジ:育陶園の陶器(やちむん)は1200度以上の窯で時間をかけて焼いており、高温には強いですが、電子レンジは急激な温度変化のため、陶器がもろくなる原因と言われておりおすすめしていません。 電子レンジはご自身の判断でご使用をお願いいたします。
◇食洗機:陶器(やちむん)は食洗器ご使用はお勧めしておりません。水流が強い場合に、器同士での接触によってや、振動によってヒビが入ってしまったりする可能性もございます。
◇乾燥機:乾燥機のご使用はお控えください。陶器(やちむん)は、急激な温度の変化によって割れてしまう可能性もございます。
◇直火・オーブン:陶器(やちむん)の直火やオーブンでのご使用はお避け下さい。 育陶園の陶器(やちむん)は沖縄県産の土を使用しており、耐熱の土ではありません。
その他の陶器(やちむん)の取り扱いについて、詳しくは
「やちむんとの付き合い方」をご確認ください。
■壺屋焼の代表的な文様について
育陶園の陶器に描かれる文様の多くは、壺屋焼で古くから描かれる伝統文様です。
縁起のよい意味合いのものが多く、それぞれに先人たちの想いが込められております。
贈り物の際など、ご参考にどうぞ。
唐草:四方八方に限りなく伸びるさまから、延命・長寿、子孫繁栄を意味する。
ご結婚のお祝い・敬老の日や還暦・古希など、節目の長寿祝いの贈り物に。
菊文:太陽の恵みを象徴する花。病気を治し、寿命を延ばすと考えられた文様。
出産祝い・快気祝いなど。みなぎる生命力の象徴でもあるので、
就職祝い・入学祝いなど新生活へのギフトへもおすすめです。
魚文:富と幸福の象徴。たくさんの数の卵を産むため、子孫繁栄の意味もある。
新築や開業のお祝いに。唐草と同じく、長寿祝いなどにも。