シーミー(清明祭)

先日の土曜日は、シーミーが行われました。
沖縄では、新暦4月頃の「清明(せいめい)」の節気に親戚一同でお墓に集まります。
墓参りをして、掃除をして、墓前にごちそうやお酒などをお供えして、先祖を拝み、みんなでごちそうをいただきます。
シーミー期間中の週末は、墓地周辺が大渋滞しますが、ちょっと時期外れに行われたため、今年はスムーズでした。

髙江洲家のお墓は、かつては壺屋にありましたが、現在は識名園の近くにあります。
識名園は、県外からのお友達が来るとよくおススメしています。
琉球時代につくられた一族の保養や外国からの客人をおもてなしをした園で世界文化遺産。池の周りをお歩きながら庭園を楽しみゆったり、すごせます*
また、nan*neとEthaで隔週で販売させていただいている「いまいパン」さんのお店も近くにありますのでぜひお立ち寄りくださいね。

シーミーといえば、ジューバク(重箱)料理です。
揚げ物、煮しめ、かまぼこなど奇数の品数で詰めます。家庭により品数はさまざまですが、啓子さんの重箱の定番は、豚肉、コンブ、こんにゃく、カマボコ(白)、カステラカマボコ(黄色)、揚げ豆腐、ゴボウの7品。
すべて前日から仕込んで味を染み込ませて、当日にお重に詰め込みます。
カマボコは、市場で100年続く銘店ジランバ屋さんで購入しました。5月末で閉店されるとのことで、惜しみながら、最後のかまぼこを詰めました。
また、お餅も奇数で詰めて、二段のお重の完成です。

お墓掃除の際は雨に打たれたものの、今年はとてもいい天気で、シーミー日和でした。
重箱の他にも、各家庭から一品持ち寄り、ごちそうがたくさんです。

たくさんの美味しい品々、余ったごちそうをお持ち帰りして夕飯や翌日のおかずにいただくのも、ひとつの楽しみです。

読谷やいろいろな地域から識名に親戚一同集まり、みんなの元気な顔をみながら、感謝してごちそうをいただく、沖縄ならではの伝統行事です。