5月8日ゴーヤーで、夏じたく

【使用しているやちむん:7寸皿/緑釉白抜唐草線彫】

ゴールデンウィークが終わり、少しずつ季節が夏へと移り変わるのを感じるこの頃。

そろそろ、体の内側から暑さに耐えられるよう、整えていきたいです。

夏の元気はゴーヤーチャンプルーで夏の気配が近づくと、無性に食べたくなる料理があります。

啓子さんがつくるゴーヤーチャンプルー。鮮やかな彩りとゴーヤーのシャキッとした歯ごたえが、疲れた心と体をふっと軽くしてくれます。

ゴーヤーといえば、夏野菜の王様のような存在。ビタミンCやカリウム、葉酸、食物繊維など、暑い時季にうれしい栄養素がたっぷり詰まっています。特にビタミンCは、ゴーヤーに含まれるものは熱に強く、炒めても栄養価がしっかり残るそうですよ。

「なんでも、お料理は彩りが大切なのよ」

啓子さんのチャンプルーは、炒めすぎず、素材の色や歯ごたえを大切にした鮮やかな、一品。ゴーヤーと一緒に炒めるのは、冷蔵庫にある野菜や豚肉、豆腐など、その日あるものでパパッと作ってくれます。

今日のお昼ご飯のゴーヤーは、アバシゴーヤー。肉厚で水分が多くジューシーな味わいです。

比較的苦味が少なくて、サラダ、ジュースなどにもよいそうです。

苦みの強いもの控えめなもの、色も黄緑色や抹茶のような濃い緑など、大きさやカタチも太かったり細長かったりゴーヤーにもいろいろな種類がありますが、個人的には苦いほどゴーヤーらしくて、体に効く感じがして好みです。

調理のコツは苦みを程よく残す、下ごしらえだそう。ゴーヤーを縦半分に切り、スプーンで種と白いワタをていねいに取り除きます。さらに塩をふって少し置くと、水分と一緒に苦味もほどよく抜け、ぐっと食べやすくななります。いつも絶妙なバランスで、チャンプルー(混ぜるという意味です)な味わいです。

そして、できあがったチャンプルーを盛るのはやちむんの7寸皿。唐草模様が描かれた器に、炒めた具材の色がよく映えて、料理がより一層おいしそうに見えますよ。味だけでなく目でも楽しめる食卓は、心も体も豊かにしてくれます。

体にうれしいゴーヤー料理を取り入れて、元気に夏を迎えましょう。

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