髙江洲家のシーミー(清明祭)

「12時に、読谷に電話して決めましょうね」

午前11時。
大鍋で煮た豚肉の甘じょっぱい香りが、ベランダまで流れてきます。

空はどんより。
シーミーが始まる午後3時に、ほんとうに晴れるのかなと思うくらいの暗さです。

どっちでやってもいいように、仏壇の前も整えながら、
クーラーボックスやお線香、ビンシー(泡盛や塩、米などのお供え一式)を段ボールにまとめて、すぐ車にのせられるように準備。

シーミーは一年に一度、親戚が集まる日。

髙江洲家では、4月~5月のみなさんの都合の良い土曜日に、開催しています。
お墓の前に重箱を広げて、うーとーとーして、
子どもたちの成長や、それぞれの近況をゆるやかに報告しあいます。

この日しか会わない親戚もいて、
読谷やあちこちから、みんな集まってきます。

前日に、昆布や豚の下茹でなど、
啓子さん(義母)がほとんど準備をしてくれていました。

おにぎりを握ったり、
一人一品の手羽先をオーブンに入れたり、
かまぼこを切ったりしているうちに、あっという間に正午。

「お墓でやりましょう」

と、なりました。

この時期は、墓地まわりも人が増えて、シーミー渋滞。
週末に道が混んでいたら、ああこの時期だなとわかります。

前日に忠さんたちがお墓掃除をしてくれていたので、きれいな状態。

ご先祖さまに近況報告をしながら、
おいしいものを囲んで、にぎやかに。

唐揚げに沖縄そば、ジューシー、スコーン、チキンフライにピザ。
こうして並べると、なかなか豪華です。(肝心のおいしい料理写真がありませんでした*)

若菜さんたちの従妹のしょうこさんが、
ラジオ沖縄の「新唄大賞」で、民謡ユニット「ちんちな~」として大賞をとったよ、という話もあって、

みんなで喜んで、
識名の墓地に三線の音と、すっと通る民謡の声が響きました。

うーとーとー。

(嫁朋美)

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