父の日

今日は、父の日。

忠さんは6代目の育陶園陶主で、義理の父でもあります。

最近は家で作業に集中されていることが多い忠さん。海のいきもののオブジェを、手びねりで製作されます。

少し前まで、早朝からロクロを回している忠さんに子供を見送ってもらうのが、当たり前の景色でした。

工房に降りてきて、土に没頭している姿をみると、うれしくなります。

ロクロを回しながら、育陶園に新しい風を吹かせた忠さんの話を、たくさん教えていただきました。

かつて育陶園のロクロの回転は、左回りだったそうですが(壺屋焼は左回りが主流だったそう)、愛知県の窯業訓練所で学んだ忠さんは右回りの回転を育陶園に取り入れて、今では左右どちらの職人さんもいます。

土に触れる楽しさを知ってもらいたくて、工房の前で小さくやちむん体験をされていたのがきっかけで、やちむん道場を作ったそうです。

ミニ壺、カラカラ、ヒラチビ、渡名喜瓶、小皿などいろいろ作ってくださいました。

温かい包容力、力強いけど、おちゃめ。

やちむん、そのもの、と思いました。

いつもありがとうございます。