
「ミャクミャクやちむん」は、
2025年大阪・関西万博への出展をきっかけに生まれた作品です。
読売新聞社の企画により、育陶園が制作を担当し、
2025年大阪・関西万博 公式ライセンス商品として誕生しました。
沖縄の空と海、そして手仕事のゆらぎを宿す“やちむん”として、
沖縄から世界へ、壺屋焼の新たな表現を届けます。
壺屋焼の押し型では再現が難しい複雑な造形を形にするため、
泥漿鋳込み(でいしょういこみ)という技法を採用し、
より白くきめ細かな信楽の土で制作しています。
【制作工程】
泥漿鋳込み → 型出し → 組み立て → “雫”を一点ずつ取り付け → 素焼き → 青の釉薬掛け → 本焼き → 赤の上絵付け → 仕上げ焼成。
多段階の工程を経て、ようやく一つが完成します。
ひとつの完成までに、いくつもの工程で慎重で丁寧な手仕事が重ねられるため、
仕上がるまでにどうしても時間を要してしまいます。
このため、当初予定していた10月後半の販売開始を延期し、11月以降の販売を予定しております。
※本作は壺屋焼の伝統的工芸品には該当しません。
壺屋の地で培った感性と手の技をもとに、
新しい素材と技法から生まれた、育陶園独自のやちむんです。

現在、多くの方からお問い合わせをいただいておりますが、
一人の職人が1日に1〜2体ほどしか制作できず、
非常に時間のかかる作品であり、また歩留まりのリスクもあるため、
どこまで生産できるか確証が持てない状況です。
そのため、お取り置きや予約販売をお受けできないこと、
誠に心苦しく思っております。
販売は 育陶園オンラインショップ および 壺屋のいりぐち店舗 のみで行います。
ある程度の生産と検品が整い次第、SNSを通じて販売開始時期をお知らせいたします。
どうか転売などはなさらず、
この作品を本当に大切にしてくださる方のもとへ届くことを願っております。
ひとつひとつ、心を込めて制作しておりますので、
どうぞあたたかく見守っていただけますと幸いです。


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