沖縄は夏の少し前から、公民館や広場で太鼓の音が響きます。
旧盆の道ジュネ―に向けて練習をしているためです。
ウンケー(お迎え)、ナカビ(中日)、ウークイ(お送り)の三日間、各地域にある青年会の方たちが、地域を練り歩きながら三夜かけて踊ります。
家庭、人々の、無病息災や家内安全など幸せを祈念し、先祖への踊りを奉納します。
エイサーの一打一打に祈りがあり、空を抜けるように甲高く響く指笛、美しくてしなやかな手踊り、白く塗った顔がちょっと怖いような滑稽な容姿と踊りのチョンダラー。唱と三線に包まれ、その場が一体となります。
ジーンと心に響く、あの世からこの世へと導く光景。
ちなみに画像は、繫多川青年会の道ジュネ―の様子。
壺屋にはエイサーはありませんが、旗頭という地域の繁栄を願い大きな旗を力強く持ち上げる演舞があり、秋の那覇まつりにむけて、自治会館で練習中です。
今年も沖縄の空に響き渡りました。
夏の日々が名残を惜しむように、にぎやかに遠く、過ぎていきます。
オンラインショップに戻る⇒https://shop.ikutouen.com/