育陶園のやちむんと、沖縄各地でつくられた琉球ガラス。
異なる素材の器を組み合わせることで、夏の食卓がいっそう美しく、涼やかに映ります。
このたび、オンラインショップにて琉球ガラスのラインナップが増えました。
沖縄の夏を感じる器たちを、ぜひご覧ください。
やちむんは、ろくろの跡が残る素朴な表情や、土のどっしりとした安定感が魅力。
料理や飲みものを、やさしく、そして力強く受けとめてくれます。
一方の琉球ガラスは、透きとおる海のような透明感。
泡をふくんだような風合いや、鮮やかで瑞々しい色合いが涼を誘います。
光を受けて、テーブルの上に水面のような影をおとす姿も、美しい余韻を残します。
土とガラス。あたたかみと透明感。
対照的でありながら、並べてみるとまるで沖縄の風景そのもの。
やちむんに夏野菜のお惣菜や果物を盛りつけ、
琉球ガラスのカップに冷たいお茶を注げば、
シンプルな夏の食卓が、特別なひとときへと変わります。
今回取り扱う琉球ガラスは、色のバリエーションも豊かです。
赤・青・緑・水色・透明など、沖縄の自然を映し出したような、鮮やかで澄んだ色合い。
手吹きでつくられているため、ふんわりとした丸みと厚みがあり、
手に取るとほんのりとした温かみが感じられます。
また、再生ガラスが使われているのも、琉球ガラスの魅力のひとつ。
もともとは戦後、米軍基地から出るコーラやビールの空き瓶を再利用して生まれたという背景があり、
沖縄の歴史や暮らしにもつながっています。
今回入荷したガラスは、いずれも沖縄県読谷村の工房から。
RYUKYU GLASS WORKS 海風(うみかぜ)さんの作品は、
海の見える工房で生まれた、洗練されたデザインと色彩が魅力。
沖縄らしさを大切にしながら、日常にもなじむ美しさがあります。
ガラス工房清天さんのガラスは、一見シンプル。
けれど手にしたときに感じる「ちょうどいい重み」や「しっくりなじむ感覚」は格別です。
日々の暮らしに寄り添う“用の美”が、静かに光ります。
南の島の風と光をまとった器たちとともに、
今年の夏も、食卓から涼しくお楽しみください。
7/11(金)より発売を開始いたします。
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(ガラス工房清天さんのガラス)
(RYUKYU GLASS WORKS 海風(うみかぜ)さん)